このところロンドンは嵐のような天候が続き、
色づいてた木の葉もすっかり散って、冬の様相です。
宅配の有機野菜も、根菜が増えてきた気がします。

そのひとつが、この
サルシファイ。西洋ごぼうともいわれ、見かけはゴボウに似ていますが、
もう少し味がまろやかで、熱を加えるとやわらかくなります。
イギリスでもそんなに見かけない野菜ですが、
普段喰わず嫌いの次男君がめずらしく、
「フリッターを食べたら美味しかったよ」というので…

ブルが天ぷらづくりに初挑戦。
天ぷら粉は、イギリスの小麦粉だとどうしてもぼったりしてしまうので、
市販の粉を使ったら、その簡単さに彼が感激。
そして、サルシファイは甘みもでて、おいしいのです。
この他に、白身魚のフライなど。和風フイッシュ&チップスです。

私の担当はこちら。
日本の秋の味覚…と思いきや、「日本にもあるんだ?」と驚くブル。
「そうだよ、お菓子にも使うし、栗ごはんも…」といったら、
「栗ごはん?おいしそう!」と興味津々。

渡英して初めてつくってみました、栗ごはん。
昼下がりに、黙々と渋皮を剥いて。
そんなわけで、日本的な食卓になりました。
ブルは、「栗ごはん」という新たなコンセプトに、大喜び。
一方、他の人がお箸で食べる中、次男君は頑に、フォークとナイフ。
サルシファイの天ぷらには、マヨネーズをつけて(美味しいですけどね)
スプーンですくった栗ごはんを、天つゆに浸してる…
次男君を日本仕様に転換するのは、まだまだ遠い道程。
いいんですけどね、食べてくれれば。
この秋は、日本から妹や友人が来てくれたおかげで
おみやげにいただいたふりかけやおせんべ、
美味しいお醤油などで食料庫充実です。
日本人の私が何を好むかは、予想がつきやすいでしょうが
イギリス人相手に何をお土産にするか、ちょっと迷う所。
お菓子類が無難ですが、
たとえば「羊羹」などは、見た目も不思議な上、
食べ方がよくわからず、
大きく切り過ぎて「甘すぎる」などと、文句の出やすいお菓子。
今回、妹がブルの親戚に会う機会があり、
そのために持って来てくれて、
好評を博したお菓子はこちら。

日本人の私の方が嬉しいこの包み。

じゃじゃん!
ポルトガル生まれで日本育ちのこのお菓子は、
誰もが抵抗なく食べられるお菓子。
食の細いブル母も「卵がふんだんに使われてる!」と大喜び。
甘さ控えめなところが、
激甘アイシングケーキを好む次男君には物足りないようですが。

その他、我が家の定番は「豆源」の豆たち。
ちょっとした手みやげにもいいサイズ。
ワサビ豆などは、かなり抵抗ありそうに見えますが、
実はイギリスでは最近人気で、パブで出て来たりします。
和食初心者でも大丈夫なお土産。
まあ、ブル一族は、何でも食べてくれるので心配ありませんが。
その他海外へのお土産、いつも迷っているので、
いい案があれば教えてくださいませ。

これは少し前、まだ9月の暖かい日の写真。
かつて歴代ロンドン主教(ビショップ)が
1300年にわたって住んでいた
お屋敷で、
70年代から市の所有となり、現在は一部博物館、
そして結婚式などのイベントに使われています
広い庭園は、藤の花やリンゴの木がたくさん。
我が家から自転車ですぐの距離なので、時々お花見に来る場所。
この時は、日本から来た妹とお昼を食べに。

応接間(ドローイングルーム)が、今はカフェになっています。
昨年経営者が変わってから、おいしくなりました。
こちらは、ローストビーフのサンドイッチ。

エッグサンドイッチ。
この他、夏はバーベキューメニューやサラダ、
またアフタヌーンティーもあります。
このカフェが、日本の雑誌でも紹介されていたのでびっくり。
市内からはちょっと離れていて、観光名所からは遠いのだけれどなー。
さて、この時にウエイター求人広告をみつけたのがきっかけで、
現在我が家の次男君がアルバイトするようになりました。
お仕事初日にメニューを見ながら、
「マキアートって何?」「このチーズ、なんて読むの?」と、
朝食の席で予習。
私もロールプレイングに参加して、
「ベジタリアンなんですけど」とか
「日本から来ました。最もイギリスっぽいメニューは何ですか?」
などと質問ぜめに。
初日は晴天だったので大にぎわいで、疲れ果てて帰って来た次男君。
なんと、日本人観光客10人の団体がきて、
朝のロールプレイングが役に立ったそうな。
おすすめのイギリス風パテもりあわせプレートに加え、
デザートにしっかりアフタヌーンティーも召し上がったとか。
10月初に、友人夫妻が銀婚式記念の欧州旅行で、ロンドンに。
はるばる、家に遊びにきてくださいました。
半年以上前から楽しみにしていた夕食。
せっかくだから、イギリス料理をつくりましょう!と言ったものの、
考えてみたら、私が来客にイギリス料理ふるまう機会って、少ないのです。
日本からの来客の多い駐在員の奥様と違って、
うちに来るのは「日本料理が食べてみたい」イギリス人とか、
「和食が恋しい」日本人が多いかも…
何作ろうかな?
「簡単でいいわよ」というお言葉に甘えて、
ランカスターホットポットにしました。

中に入れたのは、ラム肉の他、
定番のじゃがいも、にんじん、たまねぎに加え、
日本では入手しにくい野菜たち。
バターナッツスクワッシュや、
セロリアックなど。

製作中の様子。
野菜と肉を
層にして重ね、
最後に
じゃがいもを並べ。
塩こしょうして
水をひたひたに。
バター少量のせて
あとは
オーブンに
入れるだけ!

最後の30分
焼き色をつけて
できあがり。
2時間以上
オーブンに入れてたので
水気がなくなりました!
こちらは前菜。
スモークド・マッカレルを、ソフトチーズであえたパテ。
イギリス式には、トーストに塗ってカナペですが、
『バスクの砂糖壷』をヒントに、パートフィロを使ったら、
簡単なのに、なんだかお洒落になりました。
庭に咲いてる
ナスターシャムの花と葉を添えて。

デザートは、リンゴとルバーブの
クランブル。
できあがりの写真はありませんが、
調理前のルバーブは、この写真の通り。
蕗みたいな植物ですが、加熱するとユルユルになります。
以上のイギリス風家庭料理のおもてなし、
私自身の体調がもうひとつで、残念だったのですが、
料理は喜んでいただけたみたいで、よかった!
お休みしている間に、すっかり寒くなっちゃいました。
寒い!と思えば、気温は9度。明け方など、もっと下がってる…
ロンドンはすっかり初冬の様相です。

お休みした理由/言い訳は後回しにして、
まずはあたたまるご飯として、ドリア。
渡英して以来、存在を忘れていたかもしれません。
カリフォルニア米を沢山炊いた残りを、ケチャップ味にして、
「オムライス」と「ドリア」をつくってみました。
何でもケチャップかけたがる、次男君好み。
どちらも欧州には多分ない、日本の洋食。
ところで「ドリア」って何語なんでしょ。調べてみなくちゃ。
ご無沙汰してしまいましたが、
これからまたポチポチ更新しますので、時々お立ち寄りください。
ひさびさにブログ更新しようと思いきや、
画像容量いっぱいとかで、手続きが海外からだとてこづってます。
そんな状態のなか、先日妹が来英しておりましたが、
義弟の店について、ウェブで紹介されているので、
その記事をご紹介。

先日の収穫祭以来、リンゴの香りであふれる台所。
さらに2年半前に庭に植えたリンゴの木も、初めて実をつけました。
果樹園のリンゴと比べると、こんなに大きい(300gくらい)。
しかも、しゃきっと瑞々しくおいしいので、大喜びです。
さて、この大量のリンゴをどう消費するか?

まず私の「手抜き料理」の定番である、
豚肉のリンゴのスライスのせ。
リンゴをのせて、オーブンで焼くだけですが、
肉がやわらかくなります。
今は若者たち2人が家にいることも多く、
「今日プディング(デザート)ないの」と催促され、お菓子にも挑戦。
お菓子の巨匠
にっきさんのブログをみると、
アップルパイやらタルトタタンやら美味しそう。
私はここまでの技量はないので…

平日の定番デザートは、アップル・クランブル。
粉と砂糖とバターに、ちょっとクルミを刻んで加え(ナイジェラ・ローソン流)
食事の直前に刻んだリンゴの上に散らしてオーブンに入れておけば、
食後には出来上がっていて、とても便利で簡単。
やはり英国男子たちは、食後にデザートがあると喜ぶのです。

さらに、8月最後の週末は三連休で余裕があったので、
私なりにステップアップを試み、
『バスクの砂糖壷』より
「りんごのトルテ」に挑戦。

初めてなので、生地の感覚も手探りの作業でしたが、
なんとか形になるも…とりわけると崩れてしまいました。
ビスケットみたいな生地で、いかにも家庭菓子の素朴さ。
もともと東欧/オーストリアのお菓子ということでが、
英国人にはなじみがないようですが、
英国男子3人全員がデザートおかわりで、大きな2切れずつ消費。
ま、そんなわけで、7キロのリンゴも順調に食べています…

うちでは、ベーグルとマフィンは、次男君の常備品です。
他の人は、ライ麦パンのようなものが好きなのですが、
次男君は見向きもせず、
ベーグルとマフィンとシリアルばかり食べています。
アメリカっぽいのです。
ん?アメリカ?
これは「イングリッシュ・マフィン」じゃないのかって?
もうかれこれ2ヶ月ほど前に、
常連さんのブログは
あっちでも
こっちでも
「イングリッシュ・マフィン」ブームでした。
‘イングリッシュ’というタイトルにつられてコメントをすると、
「本場の味を!」というリクエストが。
…本場?
考えてみると、めったに見かけないイングリッシュ・マフィン。
カフェとかで、ランチに出てくる…ことはありません。
大手のスーパーで、パック売りしているだけ。
ブルに訊くと、子供の頃こんなマフィンは見た事がなかったんですって。
イギリスでマフィンといえば、アメリカン・マフィン。
パフッっとしたカップケーキのこと。
「イングリッシュ・マフィン」と呼ばれるものは、
アメリカから、ごく最近、’逆輸入’されたものらしいのです。
じゃあ、マフィンはアメリカ原産?というわけでもなく、
昔ながらのイギリスの童謡に
「Have you seen a Muffin Man?」という唄があって、
ブルも名前だけは聞いたことがあったそうな。
昔のお茶の時間のお菓子だったのが、いつの間にか廃れたのでしょうか。
現代の我が家では、
次男君がせっせと消費するイングリッシュ・マフィン。
「広告の写真みたいに、目玉焼きのせて食べたいなー」という声に応え、
以前、マフィンの大きさにあわせて目玉焼きを焼いて、
ちょっと感動されました。

今回、この記事を書くために、わざわざ再現!
ハムもベーコンもなかったので、目玉焼きだけですが…

…しかも、盛りつける頃には、
マフィンの半分は食べられてしまった後でした。
「本場の味!」にしては、あまりにシンプルですし、
ブログ仲間のブームにも、2ヶ月乗り遅れました…
里親になったりんごの木の実が熟したとの連絡をうけました。
春よりも、ぐっと緑が深くなり、うっそうとした果樹園へ。
運良く快晴です。
今回の収穫のため、特別班を編成しました。

収穫隊員1号(4歳)
この若さで、
父とはイタリア語、
母とはスペイン語、
私とは英語を使い分け、
リンゴを齧ってます。

収穫隊員2号
(もうすぐ2歳)
こちらも3カ国語を繰る
…らしいのですが、
どれもごっちゃまぜの
謎の言語を
独自につくってます。

隊長はピップ姐。
今回は、果樹園に
ニワトリが放し飼いに
なっていないのが
残念だった模様。
隊長監視のもと、隊員達(+補助員)の活躍で集められたリンゴ。

収穫する木は、2年ものの小さな若木が3本。
そのうち1本は、先週のうちに実がかなり落ちてしまっていましたが、
残り2本は豊作。味もなかなかで、
1本目収穫が終わる前に、隊員1号は既に3こ食べてました。
その後、近くの村にいってピクニック(これも前回と同じ場所)

隊員たちが持参したお弁当は、
パスタ、スペインのチョリソー、チーズ、パンなど、美味しそうですが…

なぜか隊員1号は、私が持参した「おにぎり」がお気に入りに。
初めての梅干しにも、まったく動じぬ大物ぶりです。

一方隊員2号は、ピップ隊長を慕って追い回す!
なでられ、つつかれ、押されても、じっと耐える大人のピップ姐。

私達が自宅に持ち帰ったリンゴ。
不作だった1本と、豊作だった1本分、あわせて7.5キロ。
不参加だった友人宅と山分けになります。

先日、長男君が初めてつくったインド料理。
大学では、簡単な料理しかつくったことがないので、
スパイスを使って、2時間もかける料理は初挑戦。
レシピに従って、分量もきっちり計って。
でもすぐ気を散らして、音楽聞き始めたり、別の事するので、
見ているとハラハラするので…私は別室で待ってました。
最近、英国は失業率が8%近くなったという統計が出たのですが、
長男君によると「大学卒業生が、失業手当の申請をしてるから」とか。
かくいう彼自身も、名門大学を卒業しながら、
目下親の家でダラダラしながら、職探し中(自称)
今年は英国のバブルもはじけた就職難で、
昨年までのように、名門校卒業の新卒が金融業界で私の年収の数倍稼ぐ…ということはなく。
仕事がみつからない若者がたくさんいます。
ま、長男君の場合は元から会社勤めをするつもりは毛頭なく、
音楽家として生きて行くつもりなので、貧乏は覚悟の上。
同級生も同じように貧乏で、かえってありがたいらしいのですが。
目下は、大学院留学資金を貯めるための仕事を探してる…はず。
夏が終わったら、家を出て一人暮らしをする…はず。
…でも、家にいる間は、ぶらぶらされてると目障りなので(!)
ちゃんと掃除くらいして、たまには食事つくってよねー
…というクレームにより、インド料理です。
今後もよろしく