湖水地方が歴史的豪雨で大洪水にみまわれているのは
日本でも報道されているようですが、
ロンドンも大雨続きです。
家に引きこもり中の私ですが、
現在ブルが凝っているのが、こちらの料理本。
オーストラリアのシェフによる、
東南アジア/オリエンタル料理。
西洋人仕様のアジア料理?と疑心暗鬼な私ですが、
「オーストラリアは、
悪名高いイギリス料理の伝統を振り払い、
世界に目を向けた、美味しい料理がたくさんある」と、
オーストラリア人の母をもつブルの主張。
そしてつくってくれたのは…
キジ肉(元のレシピは鳩)と卵、
water chestnuts (日本語でヒシ?)、ブロッコリーを
老抽(dark soy)、生抽(light soy)、
八角、シナモンなどで煮込んだ料理。
おいしい!
以前シンガポールのホーカーセンターなど、
屋台で食べた本場の味がよみがえり、
「雨で憂鬱、食欲もない」なんて言ってたのが、
吹っ飛んでしまいました。
その日の付け合わせは、
ほうれんそうの、ココナッツミルク煮。
ショウガ、にんにく、ターメリック、唐辛子などがきいた
ちょっとタイ風。
翌日には、
白身魚(今回はシーバス)の蒸し煮。
しょうが、紹興酒、ごま油、生抽、香菜などで
香りも豊か。
アジア人の血が騒ぎ、
またまた大喜び、感激の私の様子をみて…
さらに数日後は、四川風なす料理。
焼き茄子を、老抽、生抽、紹興酒、酢などで煮たもの。
後ろにボンヤリ映っているのは、
お茶で煮たゆで卵。
隣町のタイ食材店で買い込んだ調味料一式。
外は冷たい雨でも、家の中は亜熱帯。
これまでの「家庭の味」に飽きてきていたところ、
これでぐっと広がった気がします。
…なんて、私は食べてるだけなのですが。