和食の話題ばかりでは、どこから発信しているのかわからないので、
今回は思い切り英国風に。
3段重ねのスタンドにのった、
サンドイッチとカラフルなプチケーキ。
スコーンやティーケーキには、
濃厚なクロテット・クリームとジャムをたっぷり塗って。
こうした伝統的なアフタヌーンティーは、
実はロンドンではなかなか出会えないのです。
有名なのはフォートナム・メイソンや、
リッツ、サヴォイなどの高級ホテルですが、
何ヶ月も前から予約が必要で、行ってみれば日本人観光客ばかりとか。
(私は行った事がないので、聞いた話です)
だから、スコーン+紅茶の「クリームティー」も
イングランド南西部の田舎に行った際の楽しみのひとつ。
でもこの週末には、100年以上の歴史のある会員制倶楽部のティールームへ、
思いがけずお邪魔する機会がありました。
特別に招いたというフランス人パティシエの手によるケーキは、
イギリスにありがちな甘いだけのものではなく、繊細な味。
卵のサンドイッチにはシソが入って、ひねりがきいています。
サンドイッチとケーキを食べ終わる頃を見計らって、
焼きたてのスコーンが運ばれてきます。
レーズンの入ったティーケーキは、シナモンがきいてかりっと香ばしい。
ここまで本格的/伝統的アフタヌーンティーは、10年暮らして初めて。
とても美味しいけれど…
それほど甘党ではない私には、食べきれないボリュームです。
でも自分の分を平らげたブルは、私のケーキも味見してました。
流石イギリス人というか、なんというか。