日本で流行しているらしい食材の名前は、
インターネット上で知ることが多いのですが、
実際味わうのは、帰国時までお預けになることも多いです。
最近では、たとえば「黒酢」。
昔からあったもの?私が知らなかっただけ?
最近レシピでよく見かけて、美味しそう…
…などと思ってたら、ロンドンの和食材店の棚に発見。
早速、鶏肉の黒酢煮をつくってみました。
こちらのレシピを参考に。
でも、うちでは肉の分量がレシピの5倍の、1.5キロ。
黒酢は若干高価なため、そこまで豪快に使うのはためらわれました。
そこで、ちょっと足したのがこちら。
リンゴ酢に蜂蜜をまぜたもの。
なんだか健康によさそうなので、朝、水で割って愛飲してます。
この日は、男性陣が全員集合の夕食。
高校生と大学生が同時に家にいて食事するのは、結構珍しいのです。
そしてクリスマスから年末にかけて、彼らは留守になるので、
これが「今年最後の父子揃っての晩餐」。
というわけで、本日給食係の私もがんばって、
大量の海老チャーハンや、次男君好物のコーンスープもご用意。
たのしい夕べとなるはずですが…
食事を前に、
「テーブルの周りを片付けろ!食器を出せ!」と指示するのはブル父。
しかし、いつも兄弟揃うと悪い意味での相乗効果で、
「えー、いつも俺ばっかり」「兄貴はやってないよ」…となるのはなぜ?
この日はさらに長男君が妙にハイで、携帯で電話してたり、
父が怒鳴りちらすも、食卓の準備一向に進まず。
あげくの果てに、「えー、僕、きょう昼もチキンだったのに」と文句たれ。
ずっと黙ってた私が、ついにキレて、
「それは申し訳ありませんね。別に食べなくてもいいのよ?」
こういう時、血縁の甘えがきかない継母の一言、効果てき面です。
しゅんとする兄。
それを見て、嬉々とし、「これおいしいね!」とあてつける弟。
見た目も性格も好みも全く違うこのふたり、いつもは仲良し…ですが、
いくつになっても何かと張り合うのは、男兄弟の宿命でしょうか。
(あんたらもう成人…)
長男君、ちっちゃい声で「…おいしいよ」と私にフォローをいれ、
食後は、自主的に鍋を洗っておりましたとさ。