ピップです。何だか見知らぬ場所に連れて来られました。
ヒトがいっぱいいるし、大きな荷物がいっぱい。
ちょっと気をつけて歩いてよね。
くんくん。このスーツケースの匂いに、何だか覚えあり。
「ピップ!迎えにきてくれたの?」
ん?どなたさんでしょう?最近すっかり老眼で…
あ。もしかして乳母?
「あーん、久しぶり!」
はいはい。尻尾ぱたぱたぱた。
ワタクシ、最近外泊続きで、愛想ふりまくの、疲れちゃったのよね。
「わざわざ来てくれたのねー」
…っていうか、飼い主の母君のところに伺った、帰り道なんですけどね。
ま、喜こばしておくか。
で、乳母はどこに行ってたのか?…それは内緒らしい。
かの地ではバタバタと、会うべき人にも会えず、
不義理の限りを尽くしてきた様子で。
ブログだって、放置してたしねえ。
ん?それは男性陣へのお土産ですか。
これで甘い家族団らん…を夢見てたようですが。
4つあったはずのドラ焼き、次男君が食べそびれたのは、
長男君が一気にふたつ食べたから。
ワタクシのせいじゃないですよ。
一足先に戻った飼い主には、食べそびれた
好物を買ってきたらしい。
で、ワタクシには…え?まさか何もない?
こんな使えない乳母、強制送還したいかも。