土曜日は我が家でティーパーティーを開催しました。
…と、とてもイギリス的に聞こえますが、
知人を自宅に招きハイティーをするイギリス人は、現在いるのでしょうか。
ブルに聞くと、すっかり過去の遺物で、
召使いがいた時代か、彼のお祖母さんの世代、つまり1930年頃の話。
夏のイギリスは、日照時間の長さを利用して、
庭でBBQとか、夜中まで飲んで踊って…と、夜の企画が多いです。
そんなわけで、「It's very original」と招待客に感心されたのですが、
週末の「3時から6時頃まで」という時間帯は妙に空いていたのか、
普段忙しい人や、小さな子がいて夜遊びできない人も「出席」のお返事。
ブルと私の友人、あわせて9名が来てくださることになりました。
…となると、家には入りきらないので、狭い庭も最大活用。
…となると天気も気になりますが、ここはロンドン。ハラハラです。
当日の朝、起きた時は快晴。やったー!と思ったのも束の間、
午前中に掃除や買物をしている間に、雲が出て来て、
3時10分前に小雨が…?
準備も整っておらず、大焦りだったのですが、
「招待されたら、ちょっぴり遅れていくのが礼儀」なイギリス。
3時20分頃最初の方が、「早かったかな?ごめんね」と到着した頃には、
晴れ間もみえ、準備万端、にこやかにお迎え。
ティーパーティーというと、とっておきの陶器や銀器一式、
手作りのお菓子、というイメージかもしれませんが、
うちでは、食器類は寄せ集め、お菓子はつくれないので市販品購入です。
伝統的には、まずキューリのサンドイッチをつまんでから、
ケーキなど甘いものへと移るのが習わしですが、
ここは和テイストで、サンドイッチのかわりに、ミニおにぎり。
スモーク・サーモンを巻いたものと、シソの’ゆかり’をまぜたもの2種。
庭に勝手に育っているナスターシャムの若葉を添えて、ピリっと辛味。
その他、薄焼きせんべいや柿ピー、プチトマト、旬のイチゴなど。
三々五々皆が集まったら甘いものへ。
ケーキと、色とりどりのマカロン。
イギリスに多い極甘アイシングのケーキは苦手なので、
フランス風ベーカリーで購入。
クリーム大好きなブルの希望で、
日本でいうショートケーキ。
周りはメレンゲです。
飲み物は紅茶と、
ピンク色のシャンペン。
一応冷たい麦茶や、
ブル手製のレモネードも
用意したのですが、
日が陰ると肌寒いため、
ほとんど出番がありませんでした。
でもパーティー中は、雨は全く降らなかったので、文句はいえません。
そんなわけでティーパーティーは無事に進行し、
7時頃お開きになりましたが、
地中海モードで6時半ごろ到着した
イタリア人とスペイン人のカップルはそのまま残り、
ありあわせの夕食とワインで、宴会は夜更けまで続きましたとさ。
そうそうこの企画主旨は、数日違いの私とブルの誕生日と、
彼の仕事や次男君の試験が一段落したこと等、
諸々まとめて「夏到来祝い」の気楽な集いでした。
次男君は、既に試験終了を夜な夜な祝い過ぎて、声ガラガラですけど。